看板とひと口に言っても、看板の形、取付する場所、夜間に光るかの違いなどによって様々な種類の看板があります。
特にはじめて看板を作るような人は、「どの看板が自分のお店などに必要なのか分からない」、「目立つ看板は何を選べば良いの?」と思っているのではないでしょうか。
この記事では、そんな悩みを持っているあなたに向けて、専門家が看板の種類と名称、特長について解説します。
この記事を最後まで読めば、きっとあなたのお店にピッタリの看板が見えてくるはずです。
壁面看板・ファーサードサイン
お店や建物の正面などに設置されることが多くファサード(建物の正面)サインとも呼ばれています。
壁面看板・ファーサードサインは道路側から見たときに見えるその建物のもっとも見せ場となる「顔」ともいえる部分で、お店の集客にも関わるとても重要な要素です。
表示方法も多彩でフラットなシート仕上げやインクジェット出力仕上、物や浮き出ている文字を取り付ける浮出し文字仕上など、お店のイメージに合わせて色々な表現方法があります。
照明でも大きく分けて3種類、スポットライトで照らす外部照明タイプ、内部から光る内照式タイプ、そして文字の背面に光源を設置して光らせるバックライトタイプなどがあり、最近では光源をLEDで光らせるのが主流になっています。
ポール看板・ポールサイン
お店や大型店舗や施設の看板として道路面に設置される事が多く看板の高さも高いです。店舗の案内や誘導などにも使われます。大型で照明の付いている物が多く、主に外照式や内照式が多いです。車に乗っていても数百メート先からでも確認できる存在感の有る看板です
自立看板
ポール看板よりは低く遠景ほどではない中景から良く見える看板です。こちらもお店の案内や誘導に使われ、車のドライバーや歩行者が確認しやすい看板です。お店や施設、医院・クリニックの看板として道路面に設置されます。照明に関しても外部照明や内部照明などがあります。
チャンネル文字・浮出し文字・箱文字
金属の板を文字やロゴなどの形にカットし、側面にも文字の輪郭をつけて箱型にしたもので立体的な文字やロゴになります。文字の素材もステンレス・亜鉛鉄板・銅版・真鍮などがありその中でも良く使われるのがステンレス・亜鉛鉄板です。表面の加工もステンレスならヘアライン仕上げ・鏡面仕上げ・シート仕上げ・塗装仕上などがあり亜鉛鉄板だと塗装仕上・シート仕上げがあります。立体的になっているので文字やロゴを建物や看板に取付でき非常に高級感のある仕上がりになります。
金属文字では予算的にかかりすぎる場合はカルプ文字がおすすめです。カルプ文字とは、低発泡のウレタン樹脂の表面にアクリルや塩ビ、アルミ複合板等を貼った厚みのあるボードを文字やロゴの形にカットした文字です。質感では金属文字に劣りますが、その分価格は金属文字より低価格です。
LEDサイン
チャンネル文字の中などにLED光源を組み込んで文字自体を発光させるLED表面発光タイプ、文字の裏面にLEDを組み込んで文字の下地を光らせ間接照明のようにして文字を浮かび上がらせるLEDバックライトタイプなどがあります。
目立たせたい時などは、正面が光って目立つ表面発光タイプがお勧めで、高級感などをだしたい時などはバックライトタイプがおすすめです。LEDは非常に消費電が少なく省エネですのでこれからのサイン計画などで積極的に使用していきたいですね。
ネオンサイン
ネオン管を曲げて文字やロゴなどの形を作り夜間に発光させます。チャンネル文字の中に入れたり、建物の上部などに囲むようにネオン管を設置して建物自体が光っているように見せたりもできます。
管自体が発光するので文字に使用する場合でも輪郭に使用したり文字の中をネオン管を敷き詰めて発光させたりと色々な手法があります。近年ではLEDが主流になりましたが、ネオン管にはネオンでしか表現できない良さがあります。
屋上看板・屋上広告塔
建物の屋上に設置する大型の看板、広告面が大きく遠景からの視認性も抜群、簡単に言いますと遠くからとても良く見えるます。照明に関して外部照明・ネオンサインやLEDを使った表面発光文字などが多く内部照明は照らす面積が多い為コスト増になりますのであまりおすすめできません。
袖看板・突出し看板
お店や建物の壁面に突き出した形で取付けられる看板です。内照式のものが多く歩道や道路面から良く見えます。スペースの狭い店舗でも突き出た看板で存在をアピールすることができお店が密集しているような場所では是非とも設置したい看板です。
スタンド看板・A型看板
もっともお手軽に導入できる看板なのではないでしょうか、道行く人たちに自分のお店やお店の情報などをアピールするには最適な看板です。スタンド看板・A型看板のお手軽な理由はほかにもあります。自分の敷地内ならどこでも移動が自由にできるのもスタンド看板のメリットの一つです。
まとめ
看板の種類は非常に多いので、それぞの場所にあった看板・サイズ・照明のあるなしを選んで、より効果的にお客様にお店をアピールするツールとして有効活用してください。